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インビ2
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真ん中の的にあてるのはまだしも、一発目の銃痕を二発目、三発目も通すなど、そう出来る事ではない。それをクイックドロウでやるのだから、『どうかしたんですか?』というレベルではない。
教官ですら、こんな芸当を出来る者はいない。
「だが、エネルギー総量が低くては、せっかくの命中率も宝の持ち腐れだな」
孝弘の一言に、勇樹は唇を噛む。
どんなに急所である電磁核に弾丸を叩きこもうとしても、たったの一撃で撃ち落されてしまう。しかも撃ち落した部位は無傷とくるのだから、たまったものではない。
他の『インヴィテイション』なら、ガードした箇所を傷付ける事は造作もない事なのに。
孝弘はグイッ、とコーヒーを飲み干すと、椅子を的の下に置き、その上に全て飲み干した缶を置いた。
「じゃあ、次はこれを撃って貰おう」
「……缶を、ですか?」
缶は、撃たれれば当然跳ねる。その動きを予測して撃てというのか。
「ああ、全弾な」
「! ……わかりました」
一体、どれだけの集中力を費やせと言うのか。
勇樹は弾倉に弾を込め、眼を閉じ、深呼吸。
眼をカッ、と見開き、ホルスターから抜くのと同時に銃口が火を噴く。
数秒もすると、カーンと、硬質な音をたてるのと同時に、銃からはカチ、カチ、という音が聞こえていた。
孝弘は床に落ちた缶を拾い上げる。
「……一応、全弾命中しているな」
つまらないものでも見たかのような物言い。勇樹は怒気を孕んだ目つきで孝弘を射抜く。
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