インビ2
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「不満そうだな?」 「……これ以上、どうしろと?」  誉められこそすれ、難癖のつけようはずが…… 「なに、さっき的に当てたように、缶に対しても、初弾の弾痕を穿って欲しかったのだよ、私は」  孝弘は穴だらけの缶を右手で弄び、 「エネルギー総量が平均点以上の『インヴィテイション』ならば、的に対して行った銃撃だけで、手放しで大喜びするさ」  表情の無い顔を勇樹に向けた。 「が、エネルギー総量に関して言えば君はスクール過去最悪の点。ついでに言うなら、全『インヴィテイション』共通三十五項目の内、今期のワースト五を記録したのが八つ、『シューター』としての十五項目のうち同じくワースト五を記録したのが三つ」  勇樹はグリップを握る右手に、悔しげに力を込めた。 「これでは、命中精度が生徒の中で最高点を獲得していてもな。現場に出て、一人で共鳴体に対処しなければならない事態に陥れば、即、死が待っている」   孝弘は缶をゴミ箱に投げる。 「予想戦闘力も、このスクールを開校してから、過去最低」  缶はゴミ箱の淵に当って舞い上がり、落下。床にカラカラと転がった。その遠回しな言い方に、 「……落第通告ですか?」  搾り出すように勇樹は呟く。