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インビ2
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「この先に何かあった?」
「そうだね……公園、遊園地……外れには墓地があるね」
「……あ、八神さん、行っちゃいますよ?」
一枝はおそるおそる目線を上げ、勇樹を確認。
今は道のど真ん中を歩いて、堂々と尾行していたのだ。ひょっとしたら、気付かれたかもしれない。
勇樹は一瞬立ち止まったものの、すぐ脇の路地に消えて行った。
「追いかけないと」
言いかける朱実を置き去りにし、一枝は一足先に路地裏に向かっている。壁を背にし、顔だけそこから出し、スパイアクション張りにチラチラ勇樹を観察。しかも、周りの歩行者の白い視線を完璧なまでに無視して。
「か、一枝さん!」
「目標は角を曲がった。この先には」
『勇樹』、ではなく、『目標』……周囲の白い視線も気にせずに、バサバサと地図を広げていく。これでパイプを持っていたら、絶対咥えていただろう。
「……一枝……さん?」
「さて、見失わないよう追いかけよう」
肩を弱冠震わせ、不気味な足取りで勇樹を追う一枝。
探偵を、絶対、何か他のものと勘違いしている。
朱実は溜息をつき、彼女を追いかけるが……一枝が、角で立ち止まっている。
「どうし……」
「誰かウロチョロしていると思ったら……三人揃って俺をつけて、何しているんですか?」
角の前では、勇樹が呆れた表情で佇んでいた。
「い、いつばれてたの?」
一枝はしどろもどろになって聞くが、
「そんな帽子被ってグラサンしている怪しい奴がいれば、尾行しているって宣伝してるようなもんです。第一、周りの人が俺の後ろをあれだけ見てれば嫌でも気付きます」
勇樹は無情なまでに一枝を指差す。
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