インビ2
MENU
不安
葛藤
不敵
不知火
厭火
悲鳴
絶命
カルク
不抜
控除
12
リンク
白髪
早撃
車懸
ディープ
レーバ
ジャスト
F
白髪鬼2
跳弾
無尽鞭
無病
手甲

「この先に何かあった?」 「そうだね……公園、遊園地……外れには墓地があるね」 「……あ、八神さん、行っちゃいますよ?」  一枝はおそるおそる目線を上げ、勇樹を確認。  今は道のど真ん中を歩いて、堂々と尾行していたのだ。ひょっとしたら、気付かれたかもしれない。  勇樹は一瞬立ち止まったものの、すぐ脇の路地に消えて行った。 「追いかけないと」  言いかける朱実を置き去りにし、一枝は一足先に路地裏に向かっている。壁を背にし、顔だけそこから出し、スパイアクション張りにチラチラ勇樹を観察。しかも、周りの歩行者の白い視線を完璧なまでに無視して。 「か、一枝さん!」 「目標は角を曲がった。この先には」 『勇樹』、ではなく、『目標』……周囲の白い視線も気にせずに、バサバサと地図を広げていく。これでパイプを持っていたら、絶対咥えていただろう。 「……一枝……さん?」 「さて、見失わないよう追いかけよう」  肩を弱冠震わせ、不気味な足取りで勇樹を追う一枝。  探偵を、絶対、何か他のものと勘違いしている。  朱実は溜息をつき、彼女を追いかけるが……一枝が、角で立ち止まっている。 「どうし……」 「誰かウロチョロしていると思ったら……三人揃って俺をつけて、何しているんですか?」  角の前では、勇樹が呆れた表情で佇んでいた。 「い、いつばれてたの?」  一枝はしどろもどろになって聞くが、 「そんな帽子被ってグラサンしている怪しい奴がいれば、尾行しているって宣伝してるようなもんです。第一、周りの人が俺の後ろをあれだけ見てれば嫌でも気付きます」  勇樹は無情なまでに一枝を指差す。